椎間板ヘルニアを調べるための検査方法の一種です。CT検査はコンピューターとレントゲン断層撮影とを組み合わせたもので、体の輪切りの断層写真を得ることができます。
X線を360度回転させて照射し、人体の横断面を撮影します。その各方面からの画像をコンピューターで処理して、平面の画像を得る装置です。
レントゲン検査が前後像と側面像で見る二次元の画像であるのに対して、CT像はⅩ線を照射し、体内の組織で吸収される分布の度合いをコンピューターで計算し、三次元の画像で描くものです。ふつう腰椎では水平横断画像で描かれます。
CTでは、X線を使って骨や関節を撮影しますが、骨だけでなく、さらに筋肉組織、神経組織、軟骨組織などの骨以外の状態を画像として見ることができます。
この装置は、整形外科で対象とするすべての疾患で適応でき、外傷、腫瘍、炎症の状態が良く分かります。しかし、椎間板ヘルニア検査の際、一番効果があるのは脊椎の検査で、とくに脊柱管の形態や広さなどが良く分かります。
影像も鮮明で、MRIではわからない動的な検査法として重宝がられています。しかし、CT像では骨のような硬い組織の変化はよくわかりますが、椎間板や脊髄、神経といった軟らかい組織の変化はあまりよくわかりません。
そのため、脊髄や椎間板に造影剤を注入してCTを撮るCTミエログラム、CTディスコグラムを行います。これにより、たとえばヘルニアが出ている方向やその大きさ、脊髄や神経を圧迫している状態など腰椎との関係がよくわかり、診断に大変役立っています。
造影剤はヨード剤なのでヨード過敏反応の出る人もありますが、最近の造影剤は非イオン性で刺激も少なく安全にできています。
それでも必要な人には、アレルギーテストをします。8時間後に尿中に排泄されてしまうまで入院のうえ安全性の確認をしています。